【技術委員会】FAコーチ通信③

F Aコーチ通信③ 

「岐阜フットボールフィロソフィー」について

  みなさまこんにちは。F Aコーチの松永英機です。第3回目のF Aコーチ通信として今回は岐阜フットボールビジョンについて触れたいと思います。

 先般、日本サッカー協会よりJAPAN'SWAYの最新版が発信されました。もうすでに目を通されたか方も多いと思いますが、日本サッカーの方向性を示したものです。そこには日本が目指したい育成や強化の在り方、生涯を通じたサッカーとのかかわり方など私たちの大好きなサッカーを通じて「こうなりたい」という姿が詳細に示されています。それは2005年宣言で示された2050年までの目標を達成するための階段の基礎と言えるものです。

また日本サッカー協会が100周年を迎え今後の100年をどのように発展させていくべきかということも明記されています。更にJFA47FAの関係は上意下達ではなく双方向でコミュニケーションを図り、県の特性や文化に基づくものをどんどん発信して欲しいといった願いも込められています。そうすることで互いが刺激しあい「相互作用(synergy)」によって日本のサッカーをさらに高みに押し上げようとするものです。

 Jリーグでは2016年から世界のトップクラスのクラブがどのような育成をしているのか調査し、その調査結果から各Jクラブのアカデミーでは選手育成の手法や考え方を改善し、サッカー強豪国と言われる国に少しでも近づこうと変革をしてきています。それはクラブやアカデミーのフットボールフィロソフィーの構築から始まります。日本では聞き慣れない言葉ですが、フットボールフィロソフィーとは「フットボールにおける哲学=不変の考え方とその手法」と言えるものです。それはクラブの目的(存在価値や利益享受など)や地域性(気候や風土)、国民性や県民性といったものが影響し、長い時間の中で醸成され文化として存在しています。また、別の捉え方をすれば強豪チームの指導者自身がフットボールフィロソフィーと言える場合も多々あります。とすれば47FAにはそれぞれの文化があり特徴があってもいいということです。そして、47FAを構成しているのは日々選手たちを指導している指導者であり、選手であり、選手を支えている家族やサポーターであるはずです。そうした人たちによってつくられるフットボールのプレースタイルも岐阜のフットボール文化と言えると思います。今後は更にチームの持つ文化や特徴を生かした取り組みが今後求められ、それが融合して岐阜県のサッカーが生まれます。

 岐阜FAでは「岐阜サッカー」の方向性について議論しています。それらの議論を通して「岐阜らしさ」を言語化、可視化し岐阜サッカーと問われた時に「岐阜って~だよ」と答えらえるものを全てサッカーファミリーと共有していきたいと考えています。皆さんと現場で直接お会いし話をすることやこうした通信媒体や講習会を通じて発信していきますので、皆さん一緒に「岐阜のサッカー」を考えましょう。

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